フリーエンジニアとして働く道を選ぶと、企業に勤めるのに比べて必要とされる基本スキルも専門的能力も高い傾向にある。
スペシャリストとなっていくにつれて、その要求内容も特化していくことになる。その中でもネットワークエンジニアとしての道を選ぶ場合にはトレンドに沿った方向性が大切となる。
クラウドシステムに対する需要が高まっていることや、自社サーバを持つことを考える企業が増えていることから、サーバ構築やその設計に関する高い能力が必要とされる傾向にある。
それに基づいた社内ネットワークの構築も依頼されることが多く、1つの内容に特化しているだけでは、フリーエンジニアとしては満足な成果を上げ続けることはできないということに留意が必要である。
こういったシステム等の導入を行った後に、その管理や保守点検などを依頼されることもある。その一方で、そういった作業は担えるエンジニアを有している企業においては、むしろ詳細なドキュメントの作成を要求されることが多い。
仕様についてわかりやすく説明した書類を提供するのは一般的であるものの、そういったドキュメントのクオリティーの高さも必要となる傾向にある。そのため、基本スキルとして平易なドキュメントを作成できることが必要になっている。
フリーエンジニアとしてネットワークに関わっていくには、専門性と基本スキルという2つの面から高い需要に応えられるように、スキルアップを行うことが大切となるのである。